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会長あいさつ
― ご挨拶 ―
この度、稲川素子会長のご逝去に伴い会長に推挙され、理事会にてご承認を頂き会長に就任することになりました石﨑朔子と申します。これまでの稲川会長の輝かしいご功績の後、理事経験も少なく、またボールルームの経験のない者に会長の務めは出来るのかと多くの不安を持ち長い思案の結果、理事の皆様のご協力を頂くという事で就任に至りました。 これまで、稲川会長はこのボールルームダンスへの深い愛情と、何としても日本のボールルームダンスを世界のレベルに引きあげたいと、また、連盟は異なってもボールルームダンスを志している多くの方が一つになり、日本のボールルームを推進していきたいと常々申しておりました。微力ではありますがその強いご遺志を繋いでいきたいと思っております。
私個人と致しましては長い間新体操と言う競技に関わってまいりました。身体活動を伴い美を競うスポーツやダンス全般は、何でも興味関心持っており好きな分野でありました。その意味ではこのボールルームダンスも大変素晴らしい競技であり好意的に思い、理事として楽しく拘わらせて頂いてきました。このダンスは大人の裕福な方が取り組むダンスと思われておりますが、小中学生の競技会を拝見し、将来を担うこの少年少女たちが他のスポーツ同様に取り組める環境をもっと沢山用意しなければならないと痛感した次第です。また、ヨーロッパから発生したこのダンスは芸術・文化を担う歴史あるダンスでもあります。「見る」・「する」・「支える」というスポーツのスローガンと同様に、自分がダンスをせずとも見て楽しみ、あるいは末永く継続できるよう支えて行く事も我々の責務と感じております。
今後は来年10月に開催される「世界プロフェッショナル・ダンス選手権大会」に向け、日本選手の入賞と若い世代のボールルームへの取り組みを強化し、多くのメディアに発信されていく事を目標として取り組んで参りたいと存じます。浅学菲才ではありますが会員の皆様、ダンス愛好者の皆様、そして関係各位のご協力ご鞭撻を賜りますように切にお願い申し上げ挨拶と致します。
公益財団法人日本ボールルームダンス連盟
代表理事会長 石﨑朔子